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馬路村「ゆずの村」とは?——人口800人の山村が生んだぽん酢の物語

2026-07-27

ぽん酢の瓶を手に取ったとき、その向こうにひとつの村の風景が広がる——そんな一本があります。

高知県の山奥、人口およそ800人の馬路村(うまじむら)。面積の96%を森が占めるこの小さな村の名を全国に知らしめたのが、「ぽん酢しょうゆ ゆずの村」でした。

森の村が、ゆずに賭けた

馬路村は、かつて林業で栄えた村です。しかし林業の衰退とともに、村は存続の岐路に立たされます。

そこで村が選んだのが、山あいで育つ「ゆず」を加工品に変える道でした。村中のゆずを集め、果汁を搾り、商品にする。1986年に生まれた「ぽん酢しょうゆ ゆずの村」は、その挑戦の中心にある一本です。ゆず果汁にかつおだしを合わせた素朴な味わいは、山村の暮らしそのものから生まれた味でした。

「日本の101村展」大賞——山村の名が全国へ

転機となったのは、1988年です。

西武百貨店で開かれた「日本の101村展」で、「ゆずの村」は大賞を受賞します。無名だった山村の名は一気に広まり、全国から注文が殺到しました。村おこしの成功例として語られる馬路村の物語は、この一本のぽん酢から始まったといえます。ゆずという地域資源を、村ぐるみで価値に変えた取り組みは、今も各地の産地づくりの手本とされています。

馬路村農業協同組合の一本

「ゆずの村」を作り続けているのは、馬路村農業協同組合です。

ゆずの香りがふわりと立ち上がり、まろやかで、そのまま飲めそうなほど角がない。一般的な酸の立ったぽん酢とは違う、やさしい味わいが持ち味です。一本の瓶の向こうに、森に囲まれた山村の暮らしと、村人たちの選んだ道の風景があります。

ゆずの村の楽しみ方

まずは鍋のつけだれからどうぞ。ゆずの香りとともに、遠い山村の物語がひと口に加わります。

よくある質問

馬路村のぽん酢「ゆずの村」とはどんな商品ですか?

高知県馬路村の農業協同組合が作る、ゆず果汁にかつおだしを合わせたぽん酢しょうゆです。1986年に誕生し、ゆずの香りが立つまろやかな味わいが特徴で、村おこしの象徴的な商品として全国に知られています。

馬路村はどんな村ですか?

高知県の山奥にある、人口およそ800人の小さな村です。面積の96%を森が占め、林業の衰退に直面した村が、村中のゆずを加工品に変えることで活路を見出しました。「ゆず」で全国にその名を知られています。

ぽん酢はどんな料理に合いますか?

湯豆腐・水炊きなどの鍋物、かつおのたたきによく合います。大根おろしと合わせて焼き魚に、餃子や唐揚げにかけても。まろやかなのでサラダのドレッシング代わりにも使えます。

この記事で紹介した一本

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