調味料を贈るのは、案外むずかしいものです。相手の台所に何があるか分からないし、好みも読めない。同じものが二本あっても困らせるだけです。
そこで条件を決めました。料理をどれだけするかに関係なく使えること。置き場所を取らず、賞味期限に追われないこと。一度使えば違いが分かること。この三つを通すと、候補はかなり減ります。
以下の5本は、残ったものです。価格はいずれも2,000円台から。高さで驚かせるより、使い終わったときに「あれは良かった」と思い出してもらうほうを狙っています。
調味料を贈るのは、案外むずかしいものです。相手の台所に何があるか分からないし、好みも読めない。同じものが二本あっても困らせるだけです。
そこで条件を決めました。料理をどれだけするかに関係なく使えること。置き場所を取らず、賞味期限に追われないこと。一度使えば違いが分かること。この三つを通すと、候補はかなり減ります。
以下の5本は、残ったものです。価格はいずれも2,000円台から。高さで驚かせるより、使い終わったときに「あれは良かった」と思い出してもらうほうを狙っています。

木桶で仕込んだ醤油をもう一度醤油で仕込む、再仕込みの一本です。数滴で料理の輪郭が変わるので、たくさん料理をする相手にも、卵かけご飯くらいしか作らない相手にも届きます。贈りものとして迷ったときの基準にしています。
使い方:刺身・冷奴・卵かけご飯など「かけ・つけ」で真価を発揮します。

信州の寒さのなかで三年寝かせた味噌です。色が濃く、味噌汁一杯でも「いつもと違う」と分かる強さがあります。味噌は毎日使うぶん減りが早く、消えものとして重すぎないのも贈りやすい理由です。
使い方:具だくさんの味噌汁・豚汁で真価を発揮します。

壺で静かに発酵させた酢で、酸が立ちすぎず角がありません。酢は自分ではなかなか良いものを買わない調味料なので、贈られて初めて違いに気づく類のものです。
使い方:酢の物・寿司飯・ピクルスに。

奥飛騨の山椒を粉にしたもの。辛さより先に香りが来ます。少量で長く使え、置き場所を取らない。相手の台所の事情が分からないときに選びやすい一本です。
使い方:うなぎの蒲焼きに欠かせないほか、焼き鳥・味噌汁・鍋の仕上げにひと振り。

出汁を引く習慣がある相手にはこれを。羅臼の昆布は濃く甘い出汁が出るので、澄まし汁や鍋のように出汁が主役になる料理で違いがはっきり出ます。今回の5本ではいちばん高価ですが、使う量が少なく長持ちします。
使い方:水に30分以上つけてから弱火でゆっくり加熱し、沸騰直前で引き上げます。