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山梨県の風景(富士山と河口湖)
Food Culture

山梨県の調味料

海を持たない土地の、だしの工夫。

富士山と河口湖Photo: Midori / CC BY 3.0

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まずはこの2本

テンヨ だしつゆビミサン
山梨県 / 甲府だし
テンヨ だしつゆビミサン
「ほうとうの国の一家に一本。信玄ゆかりの「天与」のつゆ。」
¥540 / 1L
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五味醤油 甲州みそ
山梨県 / 甲府味噌無添加木桶仕込み天然醸造
五味醤油 甲州みそ
「米麹と麦麹を仕込みで合わせる、ほうとうの国の味噌。」
¥880 / 1kg
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四方を山に囲まれた甲府盆地には海がありません。魚が容易に手に入らない土地では、だしと味噌が食卓の要になります。小麦粉を練った麺を味噌仕立ての汁で煮込むほうとうは、その象徴といえる料理です。

海がないことは制約ですが、制約は工夫を生みます。かけても薄めても使えるだしつゆのような、一本で献立が決まる調味料が受け入れられてきた背景には、この地形があります。

山梨の味を決める甲州味噌

山梨でつくられてきた甲州味噌は、米麹と麦麹の両方を使う合わせ味噌です。米味噌と麦味噌のどちらか一方を使う地域が多いなかで、二つを合わせるのが甲州のやり方でした。米の甘みと麦の香りが両方入るため、味に幅が出ます。

この味噌が根づいた背景には、ほうとうがあります。かぼちゃなどの野菜と平打ち麺を味噌で煮込む料理で、味噌そのものが汁の味を決めます。長く煮込んでも風味が残る味噌が求められたことが、甲州味噌の性格につながっています。あわせて、味の決まっただしつゆも県内で広く使われてきました。

ほうとうと味噌

山梨は米が穫れにくい土地でした。そのため小麦を粉にして食べる文化が発達し、ほうとうのような粉ものが日常食になります。麺を打ってそのまま味噌汁に入れて煮るため、麺から出るとろみと味噌が一体になるのが特徴です。

武田信玄が陣中食として用いたという言い伝えもありますが、由来には諸説あります。確かなのは、米の代わりに小麦を食べる必要があった土地の事情が、味噌を主役にする料理を生んだということです。甲府には明治初期から続く味噌蔵が今も残っています。

郷土料理と調味料

ほうとう
小麦粉を練った平打ち麺を、かぼちゃなどの野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込みます。麺を茹でこぼさずそのまま煮るため、汁にとろみがつきます。
煮貝
あわびを醤油で煮た保存食です。海のない山梨に、駿河から運ぶ途中で醤油に漬かって出来たと伝わります。

山梨県の蔵元・醸造元

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